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2006年1月15日22時27分
時点のものです。

レクサス トヨタの挑戦

レクサス トヨタの挑戦

人気ランキング : 15,795位
定価 : ¥ 1,575
販売元 : 日本経済新聞社
発売日 : 2005-05-24

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レクサス以外の話が1/3

徹底的にレクサスの話かとおもいきや、1/3が他社ブランドの話、歴史、トヨタの現状にて話を濁している。トヨタ関連の本を余り読んでいない方には新鮮だろうが、これだけトヨタ関連の本が出回っている中、お茶を濁された気分が非常に強かった。

最初は面白いけど

85年以降のレクサスの開発、米での販売チャネル開拓などがわかりやすく書かれていてどんどん読めてしまう。対米輸出台数制限下での利益率向上を狙い、BMW、ベンツ等の高級車市場への参入に賭け成功したトヨタ。さらに具体的な事例を期待していたところに、終盤のBMW、ベンツ、トヨタの話がレクサスと直接関係なく後味が悪い。

日本のアポロ計画

 レクサス開発計画は日本のアポロ計画だったと思う。難易度には隔たりがあるが、飛躍的未来への投機、計画の周到さ、未体験技術への徹底的な追求。日本人が誇りに思える世界最高水準の車創りの物語は、高揚させられる。
 本書で良く書けているのは第2章「レクサスのルーツ」である。100ページに上手くまとめてある。内容の情報量としては、中嶋氏の「レクサス/セルシオへの道程」である。例えば、セルシオの卓越性の核は静粛性で、ミッションとデフの高低差をなくす、シャフトを徹底的に真円にする技術開発について、中嶋氏は、開発技術者のやり取りまで記述している。長谷川氏は、資料を概念的にまとめた印象が残る。小さなことかもしれないが、本の帯が指の温度でベテべたくっつくのは良くない。レクサスの完成度と比較して、本書の完成度は及ばない。
 とはいえ、中嶋氏の本は絶版であり、またレクサスの販売網の日本展開の時期において、コンパクトな本書の意義は大きい。
 レクサスは価格的には高嶺の花であるが、日本人へ誇りを与えたし、レクサスにいつか乗りたいと仕事に励む人々を発生させたのではないだろうか。ゆるぎなき高性能の真の意味はそこにあると思う。

浅く広く

トヨタ、BMW、メルセデスの各メーカ状況、アメリカ自動車市場の現状など情報としては最新のものになっていますが、深くつっこんだ情報はほとんどなく、新聞等ですでに発表されているような販売台数やシェアなどの情報ばかりでした。肝心のレクサスについてもすでに他の著書でも書かれていることも多く、新しく、より深い情報を求めていて私にとっては正直ガッカリでした。自動車業界全体を広く、浅く把握したい人には良いかもしれません。

さすがトヨタ

チョット期待外れ的な面はあるが、なぜレクサスが成功したかは十分理解できる。それはトヨタの人づくりにあると思います。
あるときは矛盾した問題解決に向けた徹底した取り組み。
先見性は当然のことながら、一芸に秀でたものの存在と何が何でもやり遂げること。それが、成功の鍵を握っていると思う。
自分を磨くために何が必要か?見つけるヒントがあると思います。


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